音楽理論に縛られる

先日の記事でも書いたとおり、音楽理論というものは覚えておいて損はしないものです。

理論を学んだからといって縛られるなんていうことは有り得ない。
学んだことがない人が、学ばないための言い訳として使う言葉のはずです。

にもかかわらず、私は見事に音楽理論に縛られ、抜け出すのに苦労しました。

ここでは音楽理論に縛られるということはどういうことなのか語りましょう。。

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ダイアトニック内でしか考えられなくなる

極端な言い方をすると、Cメジャーダイアトニックで考える癖がついてしまいました。
メジャーキーで考えることが私にとっての普通になり、マイナーキーで曲を作ること自体が特別なことという感覚に。
転調や、ノンダイアトニック系の音使いをしようとするなら、何をどうしたら狙い通りの展開へ持っていけるのか、人一倍時間をかけて組み立てていました。

もっと言ってしまうと、自分の知っている・理解している範囲の音楽理論で説明が出来ないものに関しては使うことが出来なくなっていました。

間違っていたらどうしよう?
違うことをやってしまったら恥ずかしい…

正しいか正しくないかに固執してしまい、自信がないことは出来ない。
完全に縛られてしまいました。

作曲だけでなくギタープレイにも影響が

正しいか正しくないかに固執した挙句、ギターに関しても『何を弾いたらいいかわからない…』という地獄のループに陥っていました。

元々メタルが好きだったので、パワーコードで刻むのが私にとってのギターでした。
なのに自分の周りのギタリストは和音でチャカチャカとカッティングしてたりして。

え?それなに?何の音をどういう意図でチャカチャカやってるの?
その音ってコード進行に対してどういう音の並びで、どういう意味があって弾いてるの?

そんな感じです笑

しかもメジャーのダイアトニックでしか曲作れない状態なので、オリジナル曲を作ってもすんごい爽やか。
構成的にも捻りは少ないし、ストレートすぎるくらいストレートで明るい曲。
そんな曲でパワーコードをゴリゴリ刻むわけにもいきません。

なのに専門学校時代の友達も、専門学校に行っていないバンド仲間すら自由にかっこいい曲を作ってるんです。

気が付いたら私にとってはギターも作曲も、凄く謎が深く、つまらないものになってしまいました。

みんなが普通に出来ることが、自分には出来ない。
強すぎる劣等感が刻み込まれてしまいました。

どうやって解決したか

正直これに関しては相当時間がかかりましたし、今でも多少捕らわれている感じはするのですが…。

結論からいうと、ほとんど時間が解決するのを待ちました。

メジャーキーの曲ばかりしか作れなくなってしまいましたが、時間をかければある程度複雑な曲も、マイナーな曲も作れるようにはなりました。
なのでとにかく時間をかけて曲として成立するものを作るようにしたという感じです。

とても非効率ではありますが、他にやりようがなかったです。
正直私は人より大分遠回りしているし、人より相当に才能がない部類だと思います。
人が当たり前に出来ていることが出来ない…ということがあまりにも多かったですから。

今でこそ音楽理論の呪縛から解き放たれ、比較的自由に曲を作ったりギターを作ったりしているわけですが。

作曲に関してもギターに関しても、解決の糸口としてはとても単純かもしれません。

どういう曲を作りたいかを思い浮かべ、それに似たテイストの参考曲を用意。
その楽曲が一体どういった組み立て方をされているのか。何故そう聞こえるのかを徹底的に調べていきました。

何故キャッチーに聞こえるのか?
各セクションの繋ぎ目はどんな風になっているのか?
何故メロディがこんなにキャッチーに聞こえるのか?
この雰囲気はどうやったら出るのか?

なので1曲作るためにかかる手間が物凄く膨大でした。
毎回いちいち調べつくしてから取り掛かるので、1曲作るのも地獄です。

でもそうしなければ無駄に明るい曲しか作れないのですからどうしようもないです。

何かの漫画みたいですね。
どれだけいい食材を使っても、どんな風に調理しても、真っ黒に焦げた消し炭みたいな料理になってしまう…みたいな漫画があった気がします。

マイナーでゴリゴリのメタルを作りたくても、出来上がるのは爽やかなポップミュージック…。
呪いですね。

大事なのは考えすぎないこと

意外かもわかりませんが、結局一番効果がある解決方法は…

何も考えないこと

です。
音楽理論なんて気にせず自由に作ることが一番の解決策。
なんだか皮肉ですね。

でもリフなんてスケールやコードを気にしないで作った方がノリも良くなるし、かっこよくなります。

というか、多分私のように音楽理論を気にしすぎながら曲を作るタイプの人間は稀なのでしょう。
でも頭で完全に理解出来てからじゃないと怖くて何も出来ないんです。

頭が固いタイプだという自覚がある方はきっと同じタイプなので、是非音楽理論を気にせず、間違ってもいいじゃないかというスタンスで作曲することをオススメします。

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