Amperoを使って実際に音作りをしてみた

先日マルチエフェクターを使った音作りのコツという記事を書きましたが、『じゃあお前実際音作れるの?』って話しです。

音作りのコツをネットで調べれば、だいたい過不足はあっても同じようなことが書いてあると思います。
でも実際に音作って公開して『ほら、同じ音でしょ』ってなってる人見たことないですよね。

なんでだと思いますか?

この記事では実際にギタリストが音を作ったらこんな感じになるよっていう実験をしてみました。

Orianthi Panagarisの音をコピーしてみました。

今回私が使った機材はこの二つです。

・Paul Reed Smith / Custom 24
・Ampero

そして曲は曲はOrianthi Panagaris & Steve VaiからHighly Strung

曲を選んだ理由は、私が持っているPRSを彼女も所有していたから、割とスムーズに出来そうだと思ったからです。
若いギタリストなので、音も作りやすいかなと。

ギターの音も、楽曲も、どちらもパソコンから音を出し、ヘッドフォンで聞きながらコピーしてみました。

ちなみにコピーしたのはソロ音ではなくイントロ部分のみです。

ギターソロの音よりバッキングでしょ?

もしかしてみんなこういう話題の時ってギターのソロ音のこと考えてる人多いのかな?と思ったりすることがあります。

でもギターって、ソロギタリストじゃない限りは1曲のうちほぼ8割以上はバッキング弾いてますよね。

バッキングの音や弾き方をちゃんと磨かないでどうするの?っていうことです。

結構機材レビューの動画とか見てても、みんなギターソロばっかり弾くんですよね。

バッキングの音が知りたいです。

ギターソロを弾いてる場面じゃなくて、バッキングの手の動きが見たいです。

今回コピーしてるのはバッキングでもなくてリフです。

ただの愚痴です。

実際に音を作ってみる

少し作業を進めてから選曲ミスに気付きました。
スティーブ・ヴァイのギターが鳴り過ぎていてオリアンティの音が聞き取れない…

ダブルで弾いちゃってるんだもん…。

取り合えず、オリアンティ側と、スティーブ・ヴァイ側でアンプを変えてみることにしました。

オリアンティの音

Engle Saga 2というENGLのヘッドアンプに、ENGLのキャビネットを使用しました。

理由はオリアンティがこちらのアンプを使っているという情報をネットで見つけたからです。

セッティングがこちら。

使っているのはEPブースターのモデリングとアンプのみという構成です。

シンプルですね。

ツマミを見ても、ツマミの位置自体に意味がないことは先日の記事でも記載しましたので…
特にこれと言って参考にならない画像になってしまいますね。

スティーブ・ヴァイの音

こちらは苦労しました…。

まず、彼はCarvinのアンプを愛用しているらしいのですが、AmperoにはCarvinの音は入っていません。

困ったので、何となくMarshall900を選択しました。

キャビはオリアンティと同じENGLのキャビネットを。
理由は特にありません。

でも、一番っぽいかなぁという感覚です。

こちらもEPブースターのモデリングを使用しています。

ディレイを付けているのですが、超ショートでダブリングになってるかなってないかっていう感じにしています。

ニュアンスを近づけたかったんですけど、難しいですね。

ピックアップはセンターを使いました。
なんとなくそっちの方がニュアンスが似るかなと。

完成した音で実際にイントロを弾いてみたのはこちら

さて、今回用意したリファレンス曲がこちら

そして今回私が作った音で実際に弾いてみたのがこちら

・ProTools
・MODOBASS
・Addictive Drums
・Ozone

結論:全然似てない笑

スティーブ・ヴァイの音が良すぎて…なんかあの枯れた感じの太い音っていうんですかね、アレってどうやって出すんですかね。

途中からスティーブ・ヴァイの音ばっかり聞いて音作っていました。

実は私は音作りが苦手な方のタイプです。

バンドでは音の隙間を狙って、自分の音が埋もれ過ぎないようにバランスとる程度で、特に気にしてません。

音作りもサッと好きなアンプや音を出して、特に問題なく気持ちよく弾ける音が出来たらそれでOK。

それなりに勉強はしていますけどね。

では今回、何故音が同じにならなかったんでしょうか。

機材がそもそも全然違う

実際のレコーディング環境ではギターとアンプだけというわけではありません。

想像を超える値段のレコーディング機材達がずらりと並んでいます。

また、他のベースやドラムとの兼ね合いもありますので、DAW側でもEQやコンプレッサーをかけているわけです。

ギターとアンプで鳴らした音がそのまま音源で鳴っているわけではないのですね。

とはいえ、これは言い訳な気がしますが。

ライブでの愛用機材がそのままレコーディングで使われてるわけではない

普段レスポールしか使わないあの人や、尖がった刺激的なギターでライブをするあの人も、レコーディングではストラトやJCを使っているかもしれません。

インタビュー記事なので『〇〇を使って録りました』なんてコメントがない限りは、どんな機材を使ってレコーティングしたかはあんまりわかりませんね。

音を聞いてわかる人もいると思いますけど、そういう人はこの記事には辿り着かないと思います。

そもそも音作りのスキルが足りない

以上の理由があったとしても、上手な人はもう少し似せるのかなぁと思います。

勿論機材のポテンシャルという部分も影響するとは思います。

でもどうなんでしょう、他の人がこういうことやってるの見たことないですし、意外と多くの人はこんなものなんじゃないかって思ったりします。

失敗だったらダメなのか

今回の音作りで私が学んだことはいくつかありました。

こういうところに着目するといいかもっていう参考になればと思います。

スティーブ・ヴァイの弾き方

MVを見ていると、オリアンティとスティーブ・ヴァイの右手の動きが全然違うことがわかります。

弾いているフレーズはどちらもほぼ同じで、スティーブ・ヴァイの右手はブレずにしっかりピッキングして、振りぬくところは振りぬく
右手がとても美しいですね。

対してオリアンティはバタバタとしていてカッティングっぽく見えます。

緊張しているのか、MVだから魅せ方的にそうしているのか、これで滅茶苦茶うまいのか、全くわかりませんが、個人的に目指しているのはスティーブ・ヴァイの方なので、かなり彼の右手の動きを見ました。

今回はヴィブラートがうまく出来なくて悔しいなぁと。

音を作っている時間より、スティーブ・ヴァイの弾き方をコピーしている時間の方が長かったかもしれません。

こんな風に、上手な人の手の動きを見て真似することはとても大事です。

枯れた音を出すのが苦手

同じようなことを以前も思ったまま放置していたのを思い出しました。

どういう仕組みであんな音出るんでしょうね、さっぱりわかりません。

こればっかりは私も出来ない事なので、なんとも言えないんですけど。

今度Helixや実際のアンプを使って音作りしてみようかと思います。

もしかしたらAmperoじゃない機材を使ってみたらすんなり出るかもしれないし。

まぁそんな結果にはならないと思いますけど。

まとめ

結果としてあんまり似てないかなっていう結果にはなりましたが、音が悪いというわけではないと思いますし、得たものは大きかったという感じでした。

でも結構こんなもんだと思います。

こういうことを繰り返すんじゃないかな。

とはいってもこういう作業って、本物にどこまで近づけられるかという作業になります。

同じ音は絶対出ませんから。

では何故音作りをするのか?

音の方向性だったり、ニュアンスだったり。

ある程度自分のスキルで狙った音を出せるようになるための作業なのかなと。

こういう音が欲しい時はこうする。

バンドでギターの音が抜けてこなかったらこうする。

みたいな。

逆に音源の音が、5万くらいの機材で同じ音出せちゃったらそれはそれで問題ではあります。

どこまでスキルを高めて、どこまで近づけられるかなので、結果が思わしくなくともあまり気にしない方がいいのかなと思ったりします。

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